取材音声をICレコーダーにクリアに録音するには?|編集者の私が使っている外部マイクをおすすめ
こんにちは。シニア女子、Umekoです。
出版関係で30年以上、企画編集者として働いてきました。
60歳でブログをスタート、複数の「副業」にもチャレンジしています。
副業ブログやウェブライターをしている人は、取材や情報収集などで音声録音する機会も多いと思います。
そのとき、収録した音声に雑音などが入って、せっかく収録した音声が聞き取りづらいことはありませんか?
すると、何度も聞き返したり、内容が判明しないなどの不都合が生じてきます。
効率的なコンテンツ作成のためには、音声をクリアに録音することは非常に重要です。
ICレコーダー内蔵のマイクでは、雑音やハウリングが入りやすく、音質が悪くなってしまうことがあります。
そこで、外部マイクを使うことで、音質を大幅に向上させることができます。
今回の記事では、私が使っているオーディオテクニカ(audio-technica)製の小型マイクロホンを紹介します。
外部マイクを使えば、
狙った音声をクリアに録音できるよ!
それでは、さっそくご紹介していきましょう。
取材音声がクリアに録れる オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」はピンポイントで音声を拾える
私が取材などの音声を録音するときに使っているのが、オーディオテクニカ製の「モノラルマイクロホン AT9921」です。
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」は、インタビューや取材など、人の声を録音するのに最適です。
指向性が狭いのが特徴なので、特定の音源をピンポイントで拾うことができます。
このマイクを使う前は、こんなことが気になっていました。
- 録音に雑音が入っていて、音声が聞き取りづらい
- セミナーなどの広い会場での録音では、声がクリアに拾えないこともたびたびある
録音音声がクリアでないと、何度も聞きなおしたり推測したりと時間がかかり、ストレスになります。
このマイクを使い始めてからは、クリアな音声を録音できるのでストレスがなくなり、作業効率があがりました。
私がオーディオテクニカ製「モノラルマイクロホンAT9921」を実際に使って感じているメリットをまとめると以下のようになります。
- インタビューや取材など、人の声がクリアに録音できる
- セミナーや講演会など、話し手と距離のある場合でも聞き取りやすく録れる
- 音声録音がクリアなことにより、作業効率があがる
洗練されたユニークなデザインなのも、気に入っている点です。デザインが気に入っていると、飽きがきませんね!
マイクは丸く底が平たい、手のひらサイズ。
外周はラバーになっているので、デスクにピタッと置けてすべりません。
取材には最適です。
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」は収音方法を切り替えられる
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」は単一指向性と全指向性の切り替えができる優れモノ。
取材のときはもちろん、セミナーや講演会など広い会場で録音するときも、講師の先生の声をピンポイントで録音したいので、単一指向性(UNI)を選択しています。
話し手の声が、かなりはっきり録音できると感じています。
- 単一指向性(UNI):講義・商談など前方の音のみを収録したいときに適している。
- 全指向性(OMNI):会議などの周囲全体の音を収録したいときに適している。
切り替え操作は、裏側に設置されている指向性切り替えスイッチで行います。
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」の仕様
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」の仕様をまとめておきます。
型式 :バックエレクトレットコンデンサー型
指向特性 :単一指向性/全指向性切換型
周波数特性 :100~15,000Hz
感度 :-38dB(0dB=1V/1Pa,1kHz)
インピーダンス :2kΩ
電源 :電池/プラグインパワー方式両用
電池寿命 :約300時間(連続使用時)
外形寸法 :H24.5×W55×D61mm
質量 :約46g(コード除く)
コード :1.6m
プラグ :(マイク)φ3.5mm金メッキ3極ミニ(L型)
(パワーモジュール)φ3.5mm金メッキ2極ミニ(L型)
付属品 :パワーモジュール、アルカリ電池LR44(動作確認要)
改良などのため予告なく変更することがあります。
出典:オーディオテクニカ モノラルマイクロホン AT9921 取扱説明書
電源がプラグインパワー方式とは?
マイクロホンには電源が必要です。
オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」ではプラグインパワー方式が採用されています。
プラグインパワー方式とは、電源を接続する機器のマイク端子からマイクに供給されて動くものです。
つまり電源は、接続するだけでOK。
多くの外部マイクがプラグインパワー方式を採用しています。
電池交換が不要なのでとても便利です。
ただし、録音機側がプラグインパワー対応でない場合は機能しません。
そのようなときは、付属のパワーモジュールにアルカリボタン電池を入れて経由接続し、電源を供給します。
音楽などに適している外部マイク オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」は広範囲の音を拾うことができる
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」は、広範囲の音を拾うことができます。
そのため、音楽や演奏など、音源を録音するのに最適です。
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」は屋内屋外モード切り換えができる
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」は、屋内屋外モード切り換えができるのが特長のひとつとなっています。
屋内外モード切換スイッチは、裏側にあります。
屋外で録音するときは、スイッチを屋外に切り替えることで、振動、風などの雑音を低減できるようになっています。
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」の仕様
オーディオテクニカ製「ステレオマイクロホン AT9920」の仕様をまとめておきます。
型式 :ステレオ・バックエレクトレットコンデンサー型
指向特性 :単一指向性×2(ステレオ)
周波数特性 :70~16,000Hz
感度 :-44dB(0dB=1V/1Pa,1kHz)
インピーダンス :1.5kΩ
電源 :電池/プラグインパワー方式両用
電池寿命 :約300時間(連続使用時)
外形寸法 :H24.5×W55×D61mm
質量 :約46g(コード除く)
プラグ :φ3.5mm金メッキステレオミニ(L型)
コード :1.6m
付属品 :パワーモジュール、LR44電池(動作確認用)
改良などのため予告なく変更することがあります。
出典:オーディオテクニカ ステレオマイクロホン AT9920 取扱説明書
オーディオテクニカ製 「モノラルマイクロホン AT9921」と「ステレオマイクロホン AT9920」 違いを比較
オーディオテクニカ製 「モノラルマイクロホン AT9921」と「ステレオマイクロホン AT9920」の共通点と相違点を比較
オーディオテクニカ製 「モノラルマイクロホン AT9921」と「ステレオマイクロホン AT9920」の違いは、指向性です。
「モノラルマイクロホン AT9921」は話し手の声など、ピンポイントで特定の音を拾うことができます。
「ステレオマイクロホン AT9920」は、広範囲の音を拾うことができます。
audio-technica モノラルマイクロホン AT9921 | audio-technica ステレオマイクロホン AT9920 | |
---|---|---|
指向性 | 単一指向性/全指向性切換型 | 単一指向性×2(ステレオ) |
音質 | 狙った音声がクリアに録れる | 広がりのある音質が録れる |
用途 | 取材、インタビューなど | 音楽、演奏、ライブ録音、会議、セミナーなど |
指向性切替機能 | あり | なし |
屋内外モード切換機能 | なし | あり |
外形寸法(同じ) | H24.5×W55×D61mm | H24.5×W55×D61mm |
質量(同じ) | 約46g(コード除く) | 約46g(コード除く) |
メーカー希望小売価格 | ¥9,900 (税込) | ¥10,450(税込) |
自分のニーズに合った外部マイクを選ぶポイント
どちらの外部マイクが自分に適しているかは、録音する音源によって異なります。
インタビューや取材など、狙った人の声を録音するならモノラルが向いています。指向性切替機能のあるAT9921がおすすめです。
音楽や演奏、野外での音源などを録音するなら、ステレオマイクが向いています。屋内外モード切換機能もあるAT9920がおすすめです。
また、両製品の価格差は、メーカー希望小売価格で比較して550円(税込)です。
ただし残念ながら、オーディオテクニカの公式サイトによると、ステレオマイクロホンAT9920は生産完了と表示されています。
今ある在庫と流通分が完売した時点で、AT9920の新品は販売完了になると思われますのでご注意ください。
まとめ
今回の記事では、「取材やインタビュー音声をICレコーダーにクリアに録音する外部マイクをご紹介」しました。
ICレコーダーに外部マイクを接続することで、内蔵マイクの音質を大きく向上させることができます。
今回ご紹介したオーディオテクニカ製の「モノラルマイクロホン AT9921」と「ステレオマイクロホン AT9920」は、どちらもコストパフォーマンスに優れた製品です。
ご自身の用途に合わせて、ぜひ検討してみてください。
別の記事で[【文字起こしをラクにうまくやりたい人向け】取材音声をICレコーダーにクリアに録音するメリットとは?]を書いています。
また、電話取材の音声を録音する方法は[【電話取材】相手の声をボイスレコーダーに録音するには?|私が使っている「録音用マイクロホン」をおすすめ]を書いています。
こちらもぜひ、参考にしてみてください。
今回の記事が、少しでも皆さまのお役に立てばうれしいです。
それではまた、お目にかかりましょう。
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