取材音声をICレコーダーにクリアに録音する3つのコツとは?[正確な文字起こしをラクにやりたい人向け]
こんにちは。シニア女子、Umekoです。
出版関係で30年以上、企画編集者として働いてきました。
60歳でブログをスタート、複数の「副業」にもチャレンジしています。
ブログ運営やウェブライターをしている人は、音声録音をする機会も多いかと思います。
取材音声をICレコーダーに録音して、いざ文字起こししようとしたら、雑音やハウリングで聞こえづらくて困った!ということはありませんか?
取材音声がクリアに録音できると、
文字起こしがラクだから、
記事作成の効率があがるよ!
今回の記事では、取材音声をICレコーダーにクリアに録音するメリットと方法について紹介します。
取材音声をクリアに録音する2大メリットとは?
取材録音は、ブログや記事を書くうえで重要な要素です。
取材音声をICレコーダーにクリアに録音することには、大きく2つのメリットがあります。
- 取材音声の正確な文字起こしができる
- 取材音声の聞き直しがしやすい
取材音源がクリアに録れていると、文字起こしがラクになり、記事作成の効率が上がります。
正確な文字起こしができれば、ブログや記事の質を向上させることができます。
取材音源がクリアに録れていると、聞き直しもしやすくなります。
インタビュー内容をより深く理解することもできるでしょう。
取材時に、メモ取りばかりに集中することもありません。
聞き取りにくい内容や言葉などの不明箇所があると確認が必要な場合もあります。
忙しい相手の時間を奪わないためにも、取材音源をクリアに録音することが重要なのです。
メリット1 録音音声がクリアだと、正確な文字起こしがしやすい
取材音声がクリアだと、正確な文字起こしがしやすい
取材音声をICレコーダーにクリアに録音する最大のメリットは、「インタビュー内容を正確に理解できる」「取材音声の正確な文字起こしができる」ことです。
音声が聞き取りにくかったり、ノイズが入ったりしていると、聞きなおす必要が出てきます。そうすると文字起こしに必要以上の時間がかかり、効率的な作業ができません。
取材音源がクリアであれば文字起こしもしやすくなり、ブログや記事の質の向上につながります。
取材音声がクリアだと、AI音声認識の精度があがる
最近では、AI音声認識で録音データを文字起こしすることもできます。
AI音声認識で正確かつ完全な文字起こしをするのは難しくても、併用しながら効率をあげることができます。
そのとき、音源がクリアだとAI音声認識の精度が向上します。
AI音声認識は、音声をデジタルデータに変換し、そのデータから文字に変換しています。
音源がクリアであれば、より正確にデータを抽出することができます。
そのため、文字起こしの精度も高まるのです。
音源にノイズが多いなどクリアでないと、AIが音声を正しく認識できません。音声の一部が聞き取れなかったり、誤った音と認識されることがあります。
そうすると、効率化を目的にAI音声認識で文字起こしをしても、意味不明の文字列になったり、誤字脱字、意味のズレ、欠落が生じます。
その結果、聞き直しや手作業が増えて、効率的でなくなります。
ですから、取材音声をクリアに録音することは、AI音声認識で文字起こしする際の重要ポイントとなります。
メリット2 録音音声がクリアだと、聞き直しがしやすい
取材の録音音声がクリアだと、聞きなおしがしやすく、作業がラクになります。
取材音声を使って記事やテキストを作成するとき、全文を文字起こしする場合と、必要な箇所だけを文字起こしする場合があるでしょう。
また、聞き直して取材内容の理解を深める場合もあるでしょう。
いずれの場合も雑音が多いと、何度も繰り返して聞いて確認したり、スロー再生して内容を推測することもあります。
このような作業はストレスに感じますし、効率的ではありません。
そのため、取材音声をクリアに録音することは重要なポイントとなるのです。
取材音声をICレコーダーにクリアに録音する「3つのコツ」
取材音声をICレコーダーにクリアに録音するための「3つのコツ」をご紹介しましょう。
クリアに録音するコツ1 外部マイクを使う
まず1つめは、外部マイクをICレコーダーに接続して使うことです。
取材音声がクリアに録音できない要因は、大きく以下の2つが挙げられるでしょう。
- 要因1:狙った音の音量が小さい
- 要因2:ノイズが多くて狙った音が聞き取りづらい
ICレコーダーに外部マイクを接続することで、音声がクリアに録音できないこの2大要因を削減させ、内蔵マイクの音質を大きく向上させることができます。
ICレコーダーの録音機能でも、ある程度の音質で録音することは可能です。
しかし、ICレコーダー内蔵のマイクでは、雑音やハウリングが入りやすく、音質が悪くなってしまうことがあるのです。
私は取材でICレコーダーに録音するときに、オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」を実際に使っています。
この外部マイクは指向性が狭いことが特徴です。
ですから、特定の音源をピンポイントで拾うことができます。
このマイクを使い始めてからは、クリアな音声を録音できるので文字起こしが効率的にできるようになりました。
不明点を聞きなおすストレスが激減し、作業効率もあがりました。
「外部マイクをICレコーダーに接続して、取材音声をクリアに録音する方法」については、別の記事で書いています。
こちらも参考にしてみてください。
クリアに録音するコツ2 録音環境に配慮する
2つめは、録音環境にできるだけ配慮するということです。
外部マイクをICレコーダーに接続して音源を狙っても、雑音や周囲の音は拾います。
また、話し手の声に別の声や音がかぶさっていると、いくら音声がクリアでも聞き取りづらくなります。
そこで、録音するときは以下のことにも注意を払うとよいかと思います。
ホテルのラウンジなどで取材音声を録音するときに気をつけたいこと
ホテルのラウンジなどで取材録音する機会もあるかと思います。
水が流れるような飾りつけがあったり、生演奏が行われていることもあります。
なるべく環境音を拾わない席を選んで、録音したほうがいいでしょう。
喫茶店などで取材音声を録音するときに気をつけたいこと
喫茶店などでお話を伺いながら録音することもありますよね。
外部マイクは高感度なので、周囲の人の声もかなりクリアに拾えてしまいます。
隣の席と近い場合、隣の席の会話や笑い声、お店に流れるBGMもクリアに拾ってしまう場合があります。
話し手の音声をクリアに録音するためには、なるべく、席と席のスペースに余裕のある場所、BGMが大きすぎない静かな店を選んだ方がよいでしょう。
クリアに録音するコツ3 自分のうなずき声や笑い声に注意する
見落としがちなのが自分の声です。
取材のときは、相手に気持ちよく話してもらいたいものです。
気持ちよく話してもらえれば、いい話をしてもらいやすくなります。
相手に話しやすくなってもらうために、「はい」と返事をしたり、「うん、うん」と声を出してうなずきがちです。
話にぐっと引き込まれて、思わず声を出して笑ってしまうこともあります。
けれど、そういう自分の声もICレコーダーは拾っています。
自分の声が話し手の声にかぶさると、あとから聞きづらいですから注意しましょう。
特に、電話取材で録音をするときは、お互いの顔が見えません。
うなずきが多くなりがちですから、要注意。
話し手の声の邪魔にならないように、配慮することをおススメします。
「電話取材の通話をICレコーダーに録音する方法」については、別の記事で書いています。
こちらも参考にしてみてください。
取材音声のICレコーダー録音失敗を防ぐ「4つのコツ」
取材音声のICレコーダー録音に失敗しないための「4つのコツ」をご紹介しましょう。
録音前に確認することで、失敗を未然に防ぐことができるでしょう。
ICレコーダー録音の失敗を防ぐコツ1 録音前にテストする
取材の録音を行なう前に、テスト録音することをおすすめします。
ICレコーダーは、精密機器です。
故障や不具合が起こる可能性がないとはいえません。
録音前にテストすることで、録音機器に問題がないかを確認することができます。
具体的なテスト方法は以下のような手順が挙げられます。
- ICレコーダーに外部マイクを接続する(必要に応じて)
- 録音機器の電源を入れる(必要に応じて録音モードを設定する)
- 「テスト、テスト」など自分の声を録音して再生し、録音できているかを確認する
外部に音が聞こえないようにテストするには、イヤホンやヘッドホンを使うとよいでしょう。
私が使っている外部マイク、オーディオテクニカ製「モノラルマイクロホン AT9921」は、前方の音のみを収録したいときの単一指向性(UNI)と会議などの周囲全体の音を収録したいときに適している全指向性(OMNI)の切り替えができます。
テストの時に、指向性の切り替えも確認しておくようにしています。
ICレコーダー録音の失敗を防ぐコツ2 録音前に電源の確認をする
2つめは、ICレコーダーの電池残量を確認するということです。
理由は、以下のとおりです。
- 電池切れで、録音が途中で途切れるのを防ぐため
ICレコーダーの電池残量が少なくなると、途中で途切れる可能性があります。
そのため、録音前に必ず電池残量を確認して、十分な残量があることを確認しましょう。
また、予備の電池を用意しておくと安心です。
特に長時間の録音を行う場合は、バッテリー残量に注意が必要です。
ICレコーダーのバッテリー残量の確認方法は、以下のとおりです。
- ICレコーダーの電源ボタンを押して、電源が入っていることを確認する
- ICレコーダーのバッテリー残量を確認する
ICレコーダーの電源ボタンを押して、電源が入っていることを確認したら、バッテリー残量を確認します。
バッテリー残量の表示を見て「OK」や「FULL」の状態でであるかどうか、十分な残量があるかどうかを確認します。
もし、バッテリー残量が少なくなっている場合は、電池交換などを行うなど十分な電源を確保してから録音するようにしましょう。
ICレコーダー録音の失敗を防ぐコツ3 ICレコーダーのファイル容量残量に注意する
3つめは、ICレコーダーのファイル容量残量に注意するということです。
理由は、以下のとおりです。
- ファイル容量が不足して、録音が途中で途切れるのを防ぐため
ICレコーダーのファイル容量が不足すると、録音が途中で途切れたり、録音できなくなったりすることがあります。
そのため、録音前に必ずファイル容量残量を確認して、十分な残量があることを確認しましょう。
確認方法は、以下のとおりです。
- ICレコーダーの電源ボタンを押して、電源が入っていることを確認する
- ファイル容量残量を確認する
もし、ファイル容量残量が少なくなっている場合は、不要なファイルを削除するか、外部メモリを使用して容量を増やしてから録音するようにしましょう。
特に長時間の録音を行う場合は、ファイル容量残量に注意が必要です
ICレコーダー録音の失敗を防ぐコツ4 予備のICレコーダーも回す
筆者は、チームで取材をしていたときに音声のICレコーダー録音に大失敗した苦い経験があります。
あとから録音を聞いてみたら、音声が録れていなかったのです。
長時間の取材でしたから、真っ青になりました。
もうこのような恐ろしい経験はしたくありません。
それ以来、危機管理のため、メインとサブの2つのICレコーダーで録音しています。
- メインのICレコーダーが故障したり、録音トラブルが発生したりした場合に備えるため
メインのICレコーダーが故障したり、録音トラブルが発生したりした場合、録音データが失われる可能性があります。
予備機についても、録音前のテスト、電源とファイル残量の確認などを行っておきましょう。
方法は、両方のICレコーダーを起動して、録音します。
取材は一期一会、失敗のないようにしっかり録音したいものです。
予備のICレコーダーも回しておけば、安心できます。
まとめ
本記事では、「取材音声をICレコーダーにクリアに録音するメリット」について解説しました。
あわせて、「取材音声をICレコーダーにクリアに録音する3つのコツ」と「取材音声のICレコーダー録音失敗を防ぐ4つのコツ」についても紹介しました。
最後に、「取材音声をICレコーダーにクリアに録音するメリット」をもう一度まとめておきます。
- 取材音声の正確な文字起こしができる
- 取材音声の聞き直しがしやすい
取材音源がクリアであれば、インタビュー内容を正確に理解できます。
文字起こしもしやすくなり、ブログや記事の質の向上につながります。
聞き直しがしやすく、作業がラクになります。
しかし録音に失敗すると、取材内容をもう一度聞く機会を失ってしまう可能性があります。
「取材音声をICレコーダーにクリアに録音する3つのコツ」と「取材音声のICレコーダー録音失敗を防ぐ4つのコツ」も紹介しました。
取材音声の録音は、記事作成の基礎となる重要な作業です。
取材音声をクリアに録音することは、質の高い記事を効率的に作成するための重要ポイントです。ぜひ、取材音声のクリアな録音を成功させてください。
本記事が皆さまのご参考になれば、うれしいです。
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