【電話取材】相手の声をボイスレコーダーに録音するには?|編集者の私が使っている「録音用マイクロホン」をおすすめ
こんにちは。シニア女子、Umekoです。
出版関係で30年以上、企画編集者として働いてきました。
60歳でブログをスタート、複数の「副業」にもチャレンジしています。
副業ブログやウェブライターをしている人は、電話取材をする機会もあると思います。
その際、通話録音ができないと困りますよね。
電話取材の録音方法は、スマホのボイスメモアプリを使う方法や、通話録音アプリを使う方法、通話録音用マイクを使う方法など、いくつかあります。
けれど、アプリを使う方法などは、シニアの私としては少し面倒だと感じてしまいます。
そこで今回の記事では、私が電話取材の際に使っている録音専用のイヤホン型マイクロホンを紹介します。
このマイクロホンは「え?!」とびっくりするくらいのアナログです。
けれど、しっかり録音できて、iPhone、Android、固定電話など、電話の種類に関係なく使えるのでとても便利。
アプリを使う必要もなく、超簡単。
簡単にすぐ使えるので、おススメだよ!
それでは、さっそくご紹介していきましょう。
通話録音が簡単にできる「テレホンピックアップマイクロホン」(OLYMPUS/オリンパス)
私が実際に使っている通話録音用マイクロホンは、OLYMPUSの「テレホンピックアップマイクロホン TP8」です。
イヤホン型マイクになっていて、耳に装着して使うタイプです。
ハンズフリーで通話録音できるので、メモをとったり資料をめくったりしながらの録音に便利です。
イヤホンが録音マイクになっているので、耳に装着してICレコーダーにつなぐだけ。
受話器の声がICレコーダーに録音されるという仕組みです。
この録音用マイクロホンの使い方はとても簡単です。
- イヤホンを耳に装着する
- ICレコーダーのマイクジャックにイヤホンを接続する
これだけ。
あとは通話を録音すればOK。イヤホンが高感度小型マイクロホンになっているのです。
実際に使ってみたら、音声が想像以上にしっかり録音できていて感動しました。
自分の声もマイクが集音してくれるので、取材資料の音源としては問題なく使えています。
また、録音音声の受話器との接触音も特に気になりません。
装備されているイヤーピースに、接触音を低減するゴム素材が採用されているのですね。
このイヤーピースはMサイズが出荷時装着されているのですが、SサイズとLサイズも付属されているので、耳の大きさに合ったサイズに交換可能です。
細かなところまで至れり尽くせりの配慮があります。
テレホンピックアップマイクロホンTP8(OLYMPUS)の特長と仕様を以下にまとめます。
【特長】
・高感度小型マイクロホン
・インナーイヤー方式
・携帯、固定電話で使用可能
・電池のいらないプラグインパワー対応
・受話器との接触音を低減するゴム素材を採用
【仕様】
・形式:エレクトレットコンデンサー型
・指向性:全指向性
・周波数特性:50~16,000Hz
・感度:-34dB at 1kHz(0 dB=1V/Pa)
・出力インピーダンス:2.2kΩ
・電源:プラグインパワー方式(1.5V~10V)
・コード:1.5m
・プラグ:φ3.5㎜L型3極ミニプラグ(モノラル)
・外形寸法:φ11.3×19㎜
・重量:約8g
・付属品:イヤーピース(S/M/L)×各1
*外観、仕様は予告なく変更することがあります。
出典:テレホンピックアップマイクロホンTP8(OLYMPUS)説明書
ICレコーダー設定で、より明瞭な音声録音ができる
ICレコーダーの設定をすることで、相手の声をより明瞭に録音することができます。
私はICレコーダーも、通話録音用マイクロホンと同じオリンパス製を使っています。
ステレオICレコーダー Voice Trek V-872 4GB(OLYMPUS)は録音・再生機能が搭載されたタンダードなICレコーダーです。
色はシルバーとホワイトがあります。
オリンパスのVoice Trekシリーズには8GBのV-873もあります。
高音質録音ができたり、再生機能が充実しているICレコーダーです。
色はピアノブラックとシャンパンゴールドがあります。
私が使っているのは、スタンダードな「Voice Trek V-872 ホワイト 4GB」です。
取材録音専用に使っているので、容量も音質もこちらで十分快適に使えています。
語学系や音楽などでも録音が必要な場合は、高機能のICレコーダーを検討するのも一手かもしれません。
ここでは「Voice Trek」(OLYMPUS)を例に挙げて、より明瞭な音声録音の方法を紹介しましょう。
Voice Trekでは、[口述][商談][会議][電話録音][OFF]など、あらかじめ登録された録音設定を選ぶことができます。
電話取材をするときに[電話録音]を設定すれば、より明瞭に通話録音ができるでしょう。
また、内臓マイクの録音感度を[録音レベル]で設定することができます。
[高(会議)]
録音感度が高く、講義や大人数の会議など、遠くの音や小さな音の録音に適しています。[低(メモ)]
録音感度が低く、口述録音などマイク近くの音の録音に適しています。[オート]
「Voice Trek」(OLYMPUS)V-873 V-872 取り扱い説明書
入力された音量に追従して、録音感度が自動的に変化します。
音声全般を録音するときに適しています。
私は[オート]にしたままで使っていますが、いろいろ試してみるのも一手かと思います。
異なるメーカー同士の電話通話録音用マイクロホンとICレコーダーにつなげて使用すると録音音声に違いがあるかの検証ができていないのですが、オリンパス製の電話通話録音用マイクロホンの説明書には「他社のレコーダーと組み合わせた場合の感度は保証されません」との注意書きがあります。
ちなみに、私はICレコーダーはオリンパス製で、取材用の集音マイクにはオーディオテクニカ製を使っていますが、問題なく使えています。
複数のメーカーより電話通話録音用マイクロホンが発売されていますので、次の項で紹介します。
Audio Technica(オーディオテクニカ)、SONY(ソニー) 電話通話録音用マイクロホンを紹介
私は使用しているICレコーダーがオリンパス製なので、オリンパス製の電話通話録音用マイクロホンを選んだわけですが、他メーカーからも電話通話録音用マイクロホンが発売されていますので、ご紹介しましょう。
お使いのICレコーダーに合わせて検討してみてください。
Audio Technica(オーディオテクニカ) AT9905 モノラルマイクロホン
日本の音響機器、映像メーカーとして高い評価を得ているオーディオテクニカ製の電話通話録音用のマイクロホンです。
こちらのマイクロホンも、マイクロホンを耳に装着して、受話器を当てるだけで録音できます。
仕様を以下にまとめます。
・指向性:全指向性
・周波数特性:20~20,000Hz
・感度:-32.5dB(0dB=1V/Pa,1kHz)
・インピーダンス:2kΩ
・電源:プラグインパワー方式
・外形寸法:φ11.5×13㎜(最外径×全長)
・質量:約1g(コード除く)
・プラグ:φ3.5㎜金メッキ3極ミニプラグ(L型)
・付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)×各1
・交換イヤーピース:ER‐CK5(XS/S/M/L)
*予告なく変更することがあります。
出典:Audio Technica(オーディオテクニカ) モノラルマイクロホンAT9905 説明書
SONY(ソニー)コンデンサーマイク モノラル/電話録音用 ECM-TL3
ソニーからも通話録音用マイクロホンが発売されています。
骨伝導を利用することで相手と自分の声をクリアに録音できることが、特長となっています。
仕様を以下にまとめます。
・指向性:全指向性
・プラグ:金メッキL型3極ミニプラグφ3.5㎜
・電源:プラグインパワー方式
・正面感度(開回路電圧レベル):-35.0dB
・周波数特性:20~20,000Hz
・コード:1.5m
・質量:約8g(コード含む)
・付属品:イヤーピース(S/M/L)
*予告なく変更することがあります。
出典:SONY(ソニー)コンデンサーマイク モノラル/電話録音用 ECM-TL3 説明書
通話録音で注意したほうがいいこととは?
電話取材のとき、注意したほうがいい点があります。
通話録音の許諾を得る
電話での取材通話を録音する際にはひと言、「録音させていただいていいですか?」などと、相手の許諾を得てから録音するようにしましょう。
録音音源について「仕事が終わったら削除してください」と確認を求める人もいます。
また、仕事の継続が見込まれる場合、保管しておきたいときもあります。
録音した音源の扱いについて確認しておくと、双方にとって安心です。
自分のうなずき声に注意する
電話取材では相手の顔が見えません。
相手に話しやすくなってもらうために、「はい」と返事をしたり、「うん、うん」と声を出してうなずきがちです。
けれども、そのような自分の声もマイクはすべて拾います。
後から音声を聞きなおすと、話し手の声に自分の声がかぶさって聞こえづらく「しまった!」と思うこともあります。
話し手の声の邪魔にならないいように、注意を払うことをおススメします。
またオフィスなどで録音するとき、通話録音用マイクロホンは高感度なので、周囲の人の声もかなりクリアに拾えてしまいます。
オフィスで何気なく会話されている固有名詞や売上数字などが録音されていることもあります。
話し手から録音データの提供を求められる可能性のあるときは、録音環境も考慮したほうがベターです。
まとめ
今回の記事では、電話取材で相手の声をボイスレコーダーに録音するときに役立つ「録音用マイクロホン」を紹介しました。
通話録音用マイクは、電話取材の録音を簡単に高音質に行うことができるすぐれモノ。
取材の強い味方だと思います。
編集やライティングの仕事に携わっていると、いつなんどき電話通話の録音が必要になるかわかりません。
チャンスを逃さないように、ICレコーダーと電話通話録音用マイクロホンをセットで保管しておくと安心ですね。
今回の記事を参考に、ご自分に合った通話録音用マイクを探してみてください。
別の記事で[【文字起こしをラクにうまくやりたい人向け】取材音声をICレコーダーにクリアに録音するメリットとは?]を書いています。
また外部マイクを使って録音する方法について、[取材音声をICレコーダーにクリアに録音するには? 私が使っている外部マイクをおすすめ]を書いています。
こちらもぜひ、参考にしてみてください。
今回の記事が、少しでも皆さまのお役に立てばうれしいです。
それではまた、お目にかかりましょう。
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