グーグル アドセンス審査 対策|60歳ブログ超初心者が映画『インターンシップ』からGoogleの経営哲学を学んだら?
こんにちは、Umekoです。
出版関係で30年以上、企画編集者をしてきました。
60歳でブログをスタート、好きなことをしながら自由に生きる方法を探索中のシニアネクストです。
ブログ初心者が報酬を得るには、Googleアドセンスが最も始めやすいと言われていますよね。
Google アドセンスは、Googleが提供している無料の広告サービスです。
自分が運営しているブログやウェブサイトに広告を掲載すると、表示された回数や広告の掲載場所に応じて報酬をもらうことができます。
私もブログをスタートしてすぐに、Google アドセンスを始めたいと思いました。
けれど、すぐに始められるわけではありません。
なぜなら、審査があるからです。
ネットで情報を探してみると、「申請したけれど承認されない」「何度も申請している」などの書き込みを見つけて、ビビりました。
1回でアドセンス審査に合格したい
1回の申請でパスするためには、「対策をしないといけない」と考えました。
サイト全体の審査では「AdSense プログラム ポリシーを遵守しているかどうかを確認する」とアドセンス申し込みページに明示されています。
「AdSense プログラム ポリシー」
(https://support.google.com/adsense/answer/48182?sjid=16032863200500447838-AP)
読んでみたら、説明がわかるようなわからないような……。
けれど、「ここをしっかり理解しないとパスできないのだな」ということはわかりました。そのために、
Googleの真意をつかもう!
こう思いました。
Googleの経営哲学について理解すれば、アドセンス審査でOKをもらうために何をすればいいかが、根底からわかるはずだと考えたのです。
ここで出合ったのが、映画『インターンシップ』(原題:The Internship)です。
文字で読むより、ストーリーと映像で見たほうが実感しやすいと思ったのです。
この映画はデジタル化の波で失業した中年男性2人が、Googleのインターンシップ(実習生)に応募して正社員を目指す姿をコミカルに描いています。
ライバルは超エリートの学生たち。
果たして2人は、難題をクリアして社員になれるのか?
Googleの全面協力を得て、実際のGoogle本社でロケを敢行したそうです。
Google アドセンス審査対策の一環として、この映画を見たのですが、私には大変に役立ちました。
どのように役立ったかと言うと、以下の点です。
「Googleの経営哲学」を理解するのに役立つ
「Googleが発信する言葉の真意」が理解しやすくなる
「Googleがつくる仕組みの意図」が理解しやすくなる
それでは早速、ご紹介してまいりましょう。
シニア2人がGoogle入社に挑む「人生の冒険物語」
映画『インターシップ』は、2013年に製作されたアメリカのコメディ映画です。
会社が突然倒産してしまったIT音痴の中年男性2人、ビリーとニックは起死回生を図ろうと、IT業界を代表するGoogleのインターンシップに挑みます。
映画のなかで、Googleのインターンシップは社員選考会になっています。
インターンはチームに分かれて競い合い、最終的に選ばれた1チームのメンバーが社員になれるのです。
とはいえ、そこに集まる若者たちは超優秀なエリートばかり。
IT音痴の非エリートおっさん2人では、とても太刀打ちできそうにもありません。
Googleは牧歌的な自由な雰囲気があると同時に、超エリート集団としても知られています。
新入社員は年百万人を超える応募者のうち、実際に採用される者がいかに少ないかを聞かされる。ハーバード大学の合格率(約7%)の方が、グーグルのそれ(約1%)よりまだ高い、と念を押される。
『グーグル秘録 完全なる破壊』(ケン・オーレッタ/文藝春秋)
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初めはどうせ無理と思われていたビリーとニックですが、若い学生たちから多くのことを学びます。
お互いを尊重して協力するようになり、人としての信頼関係ができていく過程は胸アツです。
ついには、これまでの経験で鍛え上げてきた強みを生かし、期待以上の成果を上げることになるのです!
- 何歳からでも、挑戦すれば果実は得られる
- 異文化交流から、期待以上の成果が生まれる
- 情熱と誠実さが人を動かし、成果をあげる
この映画から、ワクワクする感動をもらいモチベーションにつながりました。
Googleは、挑戦と情熱にあふれた組織だと感じることができました。
「Googleのミッション」とは?
Googleの針路を示すミッションを見てみよう
Googleのサイトでは、ミッションステートメントが大きく掲げられています。
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
Googleはこのミッションを実現するためにつねに進化を続け、多角的な事業を展開し、私たちの生活に深く浸透しています。
Googleのミッションがわかると、Googleが開発している話題の対話型AI、Bardも、「人々が世界中の情報を使いやすくする」ことにつながっているのだと理解できます。
Googleのミッションを支える「10の行動原則」を知ろう
Googleのミッションを支えるのが、「Googleが掲げる10の事実」です。
[Googleが掲げる10の事実]
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
遅いより速いほうがいい。
ウェブ上の民主主義は機能する。
情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
悪事を働かなくてもお金は稼げる。
世の中にはまだまだ情報があふれている。
情報のニーズはすべての国境を越える。
スーツがなくても真剣に仕事はできる。
「すばらしい」では足りない。
「Googleが掲げる10の事実」は「10の原則」ということです。
これらは、Googleのミッションに沿ったものです。
Googleがどのようにビジネスを行っているのかを明確に示しているといえるでしょう。
「Googleが掲げる10の事実」を掲げたページには、それぞれの項目に解説があります。
例を挙げると、
・ユーザーを第一に考えること
・スピードを重視すること
・サイトのコンテンツを評価するアルゴリズムについて
・広告プログラムの基本理念について
・技術革新と成長について
などです。
「Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています」と宣言しています。
Google がこの「10の事実」を策定したのは、会社設立から数年後のことだったそうです。
「随時このリストを見直し、事実に変わりがないかどうかを確認し、常にこのとおりであるよう努めている」そうです。
成功の基礎「Googleの経営哲学」とは?
Googleの経営哲学は、「ミッション」と「Googleが掲げる10の事実」から構成されているといっていいでしょう。
Googleは「ミッション」と「Googleが掲げる10の事実」を行動指針として、世界をあっと言わせるイノベーションを起こし続けてきました。
圧倒的な成長と成功を成し遂げてきたのですね。
「AdSense プログラム ポリシー」も、Googleの経営哲学に基づいているはずです。
経営哲学を知れば、そこに示された意図や真意がつかみやすくなるでしょう。
たとえば、アドセンスアカウント申し込みの条件として、「他にはない魅力があるか」という点が挙げられています。
Googleの経営哲学をよく理解していないと、「魅力」という言葉は少し抽象的な感じがします。
けれど、「Googleのミッション」「Googleが掲げる10の事実」を読んでから解説を読むと、「魅力」という言葉の理解が進むように思いませんか。
・ユーザーの利便性を第一に考えた内容とデザインを目指す
・応答時間を早くする
・最高の情報源だと思われるサイトにする
・PCだけでなくモバイルからも読みやすくする
など、ブログ運営をするうえで、具体的な課題を見つけることができます。
Googleが大切にする「Googleらしさ」とは?
Googleを理解するのに役立つシーンがたくさんある
『インターンシップ』には、Googleの経営哲学や社風を理解するのに役立つシーンがたくさんあります。
例えば、主人公のビリーとニックは、Googleのインターンシップに応募するところで、年齢や営業マン一筋という経験がハンデになるのではないかと不安を抱いています。
しかし、Googleの面接官は、彼らの年齢や経験をむしろプラスに評価し、インターンシップに合格させます。
このシーンから、
- 失敗を恐れずに挑戦することを奨励している
- 多様な人材を受け入れている
など、Googleの経営哲学を感じることができます。
主人公のビリーとニックはスキル不足だけれども、リーダーシップがあります。
得意のトークを炸裂させて、課題に対する成果を挙げます。
このような点が認められるところからも、Googleの経営哲学を感じることができるでしょう。
「Google的であること(グーグリネス)」とは?
映画『インターンシップ』には「グーグリネス」という言葉がたびたび出てきます。
ビリーとニックは、研修責任者から「Googleで働くのに必要なのは、頭脳だけでなくGoogle的であること」と告げられます。
「グーグリネス」とは何でしょう?
Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った『ワーク・ルールズ!』(ラズロ・ボック著/東洋経済新報社)には、Googleで成功するかどうかを予測できる以下の4つの明確な属性が示されています。
- 一般認識能力
- リーダーシップ
- 「グーグル的であること」
- 職務関連知識
「グーグル的であること」について、次のように解説されています。
「グーグル的であること」
私たちがほしいのはグーグルで成功する人材だ。
『ワーク・ルールズ!』(ラズロ・ボック著/東洋経済新報社)
これはきちんと楽しむ(そうでない人はいるだろうか?)、
ある程度の謙虚さを備えている(自分が間違っている可能性を認められない人は、これがなかなか身につかない)、
きわめて誠実である(従業員ではなく企業オーナーであってほしい)、
曖昧さを楽しむ余裕がある(事業がどう進展するかはわからないため、グーグルの舵取りをするには社内で多くの曖昧さと向き合わなければならない)、
人生において勇気のいる、あるいは興味深い道を進んできたという証拠を手にしている。
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「Unlimited」の表示のある電子書籍であれば、好きな端末で読み放題です。
映画『インターシップ』では、ビリーとニックは「リスクを恐れず挑戦」し、「チームワークを大切」にし、「変化」を受け入れていきます。
- 挑戦する精神
- 失敗を恐れない
- 多様性を尊重する
- 互いに協力する
- 学び続ける
- 営業マン一筋というこれまでの道を生かす
そして、奇跡のようなストーリーが訪れるのです。
映画には、Googleの社内風景が映し出されていきます。
- 自然に囲まれた楽しい建物
- すべて無料のおしゃれなカフェテリア
- 快適そうな共有スペース
- 大学の大講堂のようなプレゼンテーションルーム
- 自由に使える昼寝スペース
形式的なルールにとらわれない。
自由に意見を言い合い、真剣に耳を傾ける。
映画の世界ではありますが、普段は見ることのないグーグラー(グーグル社員)の姿が描かれています。
この映画はフィクションですから、実際には「そんなじゃないよ」などということもあるかもしれません。
けれども、「グーグル的」をストーリーや映像からつかむことができるように思います。
まとめ
今回の記事では、映画『インターンシップ』を見て、Googleの経営哲学を学び、Googleが発信するポリシーやツールの真意を理解する試みを紹介しました。
Googleの経営哲学を理解すれば、
- Googleが何を良いと考えているのか?
- Googleがサイトに何を求めているのか?
これらが見えてくると思います。
私はAmazon プライム ビデオで『インターンシップ』を見ました。
プライム対象作品は変わっていきます。
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映画『インターンシップ』はGoogleの経営哲学を理解するのに役立つだけでなく、
シニアの生き方についてのヒントも得られるでしょう。
今回の記事が少しでも皆さまのご参考になればうれしいです。
それではまた、お目にかかりましょう。
資料・参考文献
『4大メガテックの儲けのしくみが2時間でわかる! GAFA見るだけノート』(田中道昭著/宝島社)
『ワーク・ルールズ!』(ラズロ・ボック著/東洋経済新報社)
『グーグル秘録 完全なる破壊』(ケン・オーレッタ/文藝春秋)
「Google、『The Internship』でハリウッド進出」(Reuters)
https://www.reuters.com/article/entertainment-us-google-movie-idUSBRE94R0XY20130528
「インターンシップ」(映画.com)
https://eiga.com/movie/78849/
「インターンシップ」(MIHOシネマ)
https://mihocinema.com/internship-82190
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