テレビ取材を自宅で受ける[準備から放送まで]|60歳シニアブロガー体験記
こんにちは、Umekoです。
先日、人生初!テレビに出ました。
NHK『ニュースきん5時』の「シニアが主人公のマンガが人気」という特集で、ご紹介いただいたのです。
自宅取材の依頼をいただいたときは、かなりあわてました。
なぜなら自分がテレビ取材を受けるなど、まったくの想定外!
家の中がテレビに映っちゃうの?
顔がどアップになったら、どうしよ~?
インタビューにちゃんと答えられるだろうか?
テレビ取材を受けるなど、不安でしかありません。
私は、ブログを始めて約半年の初心者ブロガー。
目立つ存在ではありません。
けれど、ディレクターさんが漫画のレビュー記事を読んでご連絡をくださったのです。
情報を発信しているブロガーであれば、誰にでも「取材依頼はありえる」のですね!
そこで今回の記事では、「新人シニアブロガーの私が経験した『自宅でテレビ取材を受けた準備から放送まで』の実体験」をお伝えしたいと思います。
- 撮影当日までに、どんな準備をしたのか?
- 放送までの流れとは?
- 注意すべきことはあるのか?
[撮影前の準備・チェックリスト]もご紹介しています。
初めてのテレビ取材はドキドキだったけれど、
とっても貴重な体験となったよ!
今回の記事が、みなさまのご参考になれば幸いです。
取材日が決まるまで
まずは、取材日が決まるまでをご紹介したいと思います。
ある日、ブログに1本のご連絡をいただきました。
そこには、「Umekoさま、初めまして。ブログを拝見させていただきました」というご挨拶とともに、
・テレビ局のディレクターさんであるという自己紹介
・番組内の企画の趣旨と説明
・実際に読んでいる人のコメントを紹介したい
ということが書かれていて、「一度、お話を伺いたい」という言葉で結ばれていました。
企画は、「シニアが主人公のマンガが人気!」という特集です。
私がブログで書いた『傘寿まり子』(おざわゆき/講談社)の紹介記事を、ディレクターさんがたまたま読んでくれたわけです。
突然いただいたご連絡にびっくりしました。
しかし、メッセージを読んで「なるほど」と納得もしました。
メールには社名、所属部署、ウェブサイト、メールアドレス、電話番号などもしっかり記されていました。
怪しいところは感じられず、文面からもホンモノのディレクターさんだと思いました。
そこでこちらからご返信してお電話などでもお話しさせていただき、取材日は約1週間後に決まりました。
撮影当日までの準備
次に、撮影当日までに準備したことをご紹介したいと思います。
取材日が決まってから当日までは、約1週間ありました。
当日までに準備したことは主に、「テレビ取材を受ける自分の準備」と「部屋の準備」「相手への確認」です。
「取材日までに準備しておくこと」をピックアップして、ひとつずつやっていきました。
どのようなことをしたのか、順番にご説明しましょう。
取材を受ける「自分の準備」
「想定される取材内容」を書き出して整理する
まず一番心配だったのは、「取材されたことに、きちんとお答えできるのか?」ということです。
そこで、相手が「どんなことを聞きたいのか」をイメージして、それに対する自分の答えをWordに書き出してみました。
この作業をすることで、頭の中が整理されていきました。
取材当日は、プリントアウトした用紙を見ながら質問に答えればいいと、少し安心もできました。
番組(メディア)について事前に調べておく
番組を見たことがなかったので、事前に見ておくことにしました。
テレビ局はNHKです。「NHKプラス」で放送済みの回を見ることができます。
番組を見たら「自分もこんなふうに紹介されるのかな」と大枠のイメージをつかむことができました。
またディレクターさんについての情報も、調べられる限りで調べてみました。
テレビ局の方とは当日初対面で、取材を受けることになります。
時間も限られています。
どのような方なのか、どのような企画をつくっているのかなど、情報を少しでもわかっておくと、当日の受け答えがスムーズになるのではないかと思います。
自分のブログについて整理しておく
取材を受けるに際して、あらためて自分のブログについて整理しました。
ブログのテーマやターゲット、自分自身について、質問されたら答えられるように整理して、Wordにまとめておきました。
これは、取材当日の受け答えに役立つばかりではありません。
テレビ局側から取材前後に問い合わせなどがあったときにも、迅速な返答がしやすいと思います。
撮影される「部屋の準備」
撮影される部屋の準備もしました。
撮影されたくないものは事前にしまっておく
当日は、部屋の中のどこが撮影されるかわかりません。
予定になくても、撮影することもあるでしょう。
また、映りこんでしまうこともありえます。
取材は限られた時間で進められます。
そのため、「どこを映してもOK」の状態にしておけば、効率的に撮影ができるでしょう。
取材陣に対する印象もよくなるのではないかと思います。
そこで、「撮影される部屋はどこを映しても問題ない状態にしておく」ことにしました。
撮影されたくないもの、個人情報がわかるものなどがあれば、映らないための配慮が必要です。
撮影されたくないものは別の部屋に移すなど、目につかないところに整理しました。
棚のファイル、はりつけてある連絡票、飾ってある写真、郵便物などにも気をつけてみてください。
部屋をきれいに掃除しておく
撮影される部屋は、掃除して整理整頓しました。
- 床やテーブルを拭く
- ゴミを捨てる
- 窓を拭く
- 家具の配置を整える
- モノを片付ける
などです。
家具の配置については、撮影当日なども考えながら行いました。
部屋がきれいであれば、取材された映像がきれいに見えることでしょう。
また取材されているときに「あそこが映ったら困る」など余計な心配をしなくていいので、リラックスして取材を受けられると思います。
取材に応じられる「服装の準備」
シチュエーションを考えて服装を準備する
取材に応じられる服装の準備も必要でした。
「体験者を自宅で取材」というシチュエーションですから、オフィスで着るようなスタイルはふさわしくありません。
“普段どおり”でいいとは思いました。
そうは言っても、テレビに映るわけです。
普段着ているランニングウエアというわけにもいかないでしょう。
テレビにたびたび出演している親しい友人に、「自宅でのテレビ取材を受けることが決まったんだけれど、何を着たらいいかな。気をつけておくことがあれば教えて!」とSOSしてみました。
すると、「めちゃおしゃれして、可愛くしてね~」という激励の言葉が返ってきました。
「なーんだ、楽しめばいいのね」という気軽な気持ちになって、次のようなコーディネートにしました。
トップスは白シャツ
ボトムスは柄物パンツ
白シャツであれば清潔感もあって顔映りもいいんじゃないかと考えて購入し、手持ちの柄物ボトムスを合わせることにしました。
取材を受けるときの服装としては、ロゴや文字が大きく目立つ服装はさけたほうがいいでしょう。
ボーダー、ドット、チェックなどの柄物の服装は、モアレというモヤモヤが現れてしまうことがありますので注意が必要です。
プロに教わる「顔映りがよく見える服の色選び」のコツ
「服装の準備」をするとき、手持ちの服はダークな色や黒い服が多いけれど、テレビに映ると「老けてみられるんじゃないか?」「肌がくすんで見えるんじゃないか?」などの心配もありますよね。
かといって、「あんまり明るい色はどうなの?」「派手になりすぎないかしら?」という気もしてきます。
そこで今回の記事を書くにあたり、パーソナルカラーアドバイザー/色彩心理カウンセラーの佑貴(ゆうき)つばささんに、「顔映りがよく見える服の色選びのコツ」をアドバイスいただきました。
佑貴さんはシャネルに25年間お勤めでしたが、50代で色の専門家として起業されました。
ワークショップ、コンサルティング、テレビ出演や書籍出版など幅広い分野でご活躍され、女性たちの可能性を引き出す活動をされています。
カラーコンサルティングでは見た目だけでなく、心理面からも似合う色をアドバイスしてくれることで定評があります。
それでは、佑貴つばささんに伺った「顔映りがよく見える服の色選び」についてご紹介しましょう。
「顔映りがよく見える服の色選び」のコツ
「顔映りのいい色」を見つけるポイント
顔映りのいい色を探すキーは自分のパーソナルカラー傾向を知ることです。
肌、髪、目の色などの自分本来の色みによって「顔映りのいい色」は変わってきます。
「顔映りのいい色」を見つけるポイントは以下の3つです。
3つの組み合わせで、好印象を演出する色を見つけることができるでしょう。
色の明るさ | 「明るい色」が似合う or 「暗い色」が似合う |
色み | 「黄み寄りの色(イエローベース)」が似合う or 「青み寄りの色(ブルーベース)」が似合う |
色の清濁 | 「澄んだクリアな色(清色)」が似合う or 「濁りがある色(濁色)」が似合う |
3つのポイントで自分を分析してみると、顔映りのいい色を選びやすくなるでしょう。
やり方はこうです。
鏡の前で自分の顔(胸元)に調べたい2色を交互に近づけて比較してみましょう。
顔の印象の違いを実感することができるでしょう。
さまざまな色を顔に近づけて印象を比べてみてください。
顔映りのいい色が探せます。
「白い服選び」のポイント
「白」は、さまざまな色の中で最も明るい色なので、肌色を明るく見せてくれます。
光を反射するので、シワなどを目立たせなくする対策にもつながるでしょう。
また、「白」(とくに真っ白)は「清潔感、潔さ、スタート、特別感、緊張感、完璧主義」などのイメージとつながりやすい色です。
ただし、「真っ白」が似合う人もいれば、少し色みを感じる「オフホワイト」が似合う人もいます。
どちらが似合うか、鏡の前で比べてみてください。
撮影などでは注意すべき点があります。
白い服を着て白い壁の前に立つと背景に溶け込んでしまい、目立ちにくいことがあります。
背景が白っぽい場合には、白いインナーの上に色みのあるカーディガンやジャケットを羽織るとよいでしょう。
「黒い服選び」の注意点
「黒」などの暗い色は、「暗い色」が似合う人の場合は、目鼻立ちがくっきり見え、輪郭が引き締まります。
「暗い色」が似合わない人の場合は、クマやシミ、しわが目立ち、暗く険しい印象になります。
シニア世代がテレビ取材を受けるときは、明るめの色の服を選んだ方が、肌が明るく均一に見えるでしょう。
また、「濁りのある色」よりも「クリアな色」の方が、肌にハリがあるように見せてくれます。
鏡の前でぜひ、試してみてください。
「色の印象」で自己演出
顔映りも大事ですが「色そのものの印象」も大事です。
また、服の色によって「自分自身の気分」も変わります
「赤い服」を着ると目立ちますし、活動的な印象になります。
「黄色い服」を着ると、明るく楽しそうに見えます。
「青い服」を着ると、知的で誠実な印象になります。
「淡いピンクの服」を着ると、優しい印象になります。
「グレーの服」を着ると、目立たず控えめな印象になります。
「黒い服」を着ると、プロフェッショナル、ストイックな印象になります。
自分をどう魅せたいのかも考えながら、服の色を選ぶとよいでしょう。
佑貴つばささんは「自分に似合う色を選ぶことは必ずできます」とおっしゃいます。
パーソナルカラーについて、もっと詳しくお知りになりたい方は、佑貴つばささんのウェブサイトをご覧ください。
魅力を引き出す「パーソナルカラー・ブランディング」
https://la-macouleur.com/personalcolor-branding
また、「自分を表現できる色選びの方法」についての本も複数出版しておられます。
こちらもぜひ、参考になさってください。
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「Unlimited」の表示のある電子書籍であれば、好きな端末で読み放題です。
⇒Kindle Unlimited公式ページ 初めてご利用の方は30日間の無料体験が可能。「顔周り」の準備
テレビに顔が映るのは、人生の一大事です。
エステに行って顔の大掃除もしてもらいたかったのですが、時間的に余裕がなくあきらめました。
ドラッグストアで「美容液マスク」を購入してセルフケアしました。
さて、当日のお化粧はどうすればいいのかが気になります。
普段から使っている「江原道(Kou Gen Do)」のファンデーションは、映画やテレビの撮影現場でも多く使用されていると聞いています。
だったらきっと、いつもどおりでバッチリのはず!
あとから調べたところ、「江原道(Kou Gen Do)」は、映画、ドラマ、舞台など1000作品以上に美粧協力しているそうです。
映画『湯道』『怪物』『七つの会議』や、テレビドラマ『グランマの憂鬱』などにも協力したと公式サイトに紹介されていました。
「江原道(Kou Gen Do)」のファンデーションを使い始めたきっかけは、大好きな美容家のIKKOさんがおすすめされていたからです。
もう、15年以上は使っています。
香料が入っていないのでニオイがありません。
また合成色素、石油系鉱物が入っておらず、天然植物エキスとバイオ成分が使用されているというところがナチュラルっぽくて気に入っています。
使っているのは、モイスチャーファンデーションとメイクアップカラーベース(化粧下地)/パールホワイトです。
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テレビの撮影だからといって厚塗りすると、ヨレや化粧くずれの原因となることもあるそうです。
スキルがあれば別ですが、普段どおりでよいようです。
塗り方は、パール粒ほどの適量を顔に点在させてから薄く均一に伸ばします。
もしカバーしたい部分があれば、そこだけファンデーションを重ね塗りしてなじませるようにするとよいとのことです。
ヘアはちょうどヘアサロンに行ったばかりだったので、タイミングがよかったです。
そのまま取材日を迎えることにしました。
必要なことは事前に把握しておく
取材当日に必要なことは、事前に把握しておくようにしました。
取材日時と内容の確認
「取材日時と内容」については、しっかり把握しておくようにしましょう。
今回の取材では「何人でいらっしゃるのか」なども、ディレクターさんからメールでご連絡をいただきました。
詳しい取材進行については、直近にご連絡をいただきました。
自分が準備した想定問答のWord文書に照らし合わせて、不足しているところは準備し、不要な部分は削除しました。
もし不明のことがあれば、事前に確認されるとよいと思います。
テレビで紹介される際の名前や年齢などの確認
テレビで紹介される際の自分の名前について、ニックネームにしてほしい、フルネームではない方法にしてほしいなど、希望があれば事前に伝えておきましょう。
年齢の紹介がある場合は、実年齢か年代にしてほしいかなど、自分の希望を決めておきましょう。
また、居住エリアについてどこまで公開してよいか非公開かなども、あわせて伝えておくとスムーズになると思います。
撮影時のお願いごとなど
ほかにも撮影時の希望があれば、撮影当日でも構わないと思いますが、相手に伝えるようにしましょう。
・隣家が映りこまないようにしてほしい
・玄関は映してほしくない
・庭は映してほしくない
など、気になることは、どうしてほしいかを決めて、相手にもわかるように伝えると撮影がスムーズでしょう。
相手はプロですから、こちらの要望を伝えれば「このような形でどうですか?」と提案してくれると思います。
撮影当日
いよいよ撮影当日がやってきました。
どのようにインタビューと撮影が行われたのかをお伝えします。
取材陣が我が家に到着するまでの準備
取材陣到着までは「チェックリスト」どおりに動く
取材当日、朝起きてから取材陣が到着するまでのスケジュールは「チェックリスト」にしました。
行動を決めておけば、そのとおりに動けばいいだけです。気持ちが焦ることもなくなるでしょう。
こんな感じです。
起床 〇:〇〇
朝食 〇:〇〇
化粧 〇:〇〇
片づけ・準備 〇:〇〇
軽食 〇:〇〇
取材陣到着 〇:〇〇
取材陣が到着したらスマホをオフ
飲み物はペットボトルで用意
前日までに人数分のペットボトルの飲み物を用意しました。
当日は、それをお盆に載せてお出ししました。
テレビ局の人たちは限られた時間で撮影を進めています。
おいしいコーヒーをカップに入れてお出ししたいところですが、すぐに撮影に入りたいことでしょう。
またテレビ局の人たちはお忙しいですから、終了後もすぐに撤収されます。
都合のよいときにお飲みいただけるように、ペットボトルでの用意がよいのではないかと思います。
いよいよ撮影
「ぴんぽーん」と、取材陣が到着しました。
あいさつが済むと、さっそく撮影がスタート。
あれよあれよという間に撮影は進んでいきます。
ディレクターさんが「おすすめのマンガを教えてください」などと質問をしてくれます。
「カメラを見ないで、私のほうを見てくださいね」と指示がありました。
用意しておいた想定問答のアンチョコは見る間もありません。
けれど、想定問答を作成したことで頭の中が整理されたので、使わなくてもムダではありませんでした。
「こちらに座って話してみてください」とか「いつものようにパソコンを使ってみてください」などと指示がありました。
テレビ局の人の頭の中には、出来上がり映像があると思います。
こういう素材も撮っておこう、などと考えながら取材をしているでしょう。
プロに任せて、「まな板の上の鯉」になったつもりで指示に応えるようにしました。
丁寧に質問していただき、楽しくお話ししながら、撮影は3時間ほどで終了しました。
撮影時に注意した3つのこと
撮影時には、主に以下の3点に注意しました。
放送されて困ることは言わない
ひとつめは、「自分の答えたくない内容、放送されたくない内容は一切口にしない」ということです。
「取材映像は、どこを使ってもらっても問題ない」というようにすることが大切だと思います。
テレビ局は、視聴者にわかりやすく、興味を持ってもらえるように、インタビューの内容を編集して番組をつくります。
どこが使用されるかは、こちらではわかりません。
ですからインタビューを受けるときは、自分の発言が編集されることを認識して、自分の発言に注意を払う必要があるでしょう。
「自分が感じていること、思っていることを正直に返答する」と決めておけば、勢いで不必要なリップサービスをしてしまうことや、曖昧な対応は避けられるでしょう。
「私」を主語にして話す
2つめは、「私」を主語にして話すということです。
「私」を主語にして伝える表現を「I(アイ)メッセージ」といいます。
これは、アサーションという心理的コミュニケーション法のひとつです。
相手を批判したり、自分を必要以上に卑下したりせずに、言いたいことが伝えられるコミュニケーション手法です。
「アサーティブ」とは、ひとことで言うと、「自分も相手も大切にして、自分の感情や要求を率直に、誠実に、対等に伝えることのできる、自己表現の考え方と方法」です。
『心が軽くなる!気持ちのいい伝え方』(森田汐生/主婦の友社)
ありのままの言葉と態度が一致していれば、落ち着いて堂々としていられるでしょう。
私は評論家でも専門家でもありません。
けれど、「このマンガの感動シーンは」と私を主語にしないで話すと、一般論や評論に聞こえてしまうかもしれません。
あるいは、「私」という主語がないと、「私たち(We)」が主語のように受け止められて、感動の押し売りになるかもしれない。
感動しているのは、「私」です。
撮影では、「このマンガで私が感動したシーンは」というように、「私」を主語にして、心で思っていることをできるだけ具体的に話すように心がけました。
「いつもどおり」の自分でいること
リラックスのコツは、「いつもどおりの自分でいること」です。
気分が高揚してきても、「いつもどおり」と自分に言い聞かせれば、気持ちがラクになります。
今回の撮影素材が使われる企画では、自分が主役ではありません。
体験者のリアルなコメントという役回りで、取材依頼を受けたのです。
必要以上によく見せようとか、上手にやろうという気持ちは必要ない。
「いつもどおり」のほうが、ディレクターさんの要望にもかなっている。
そうわかったら、気がすっとラクになりました。
ディレクターさんは信頼できる方で安心感がありました。
ですので、取材を受けている間は自然に「いつもどおり」という気持ちでいれました。
このような気持ちをつくってくれるのは、さすがプロと感じ入りました。
いよいよ放送
放送当日がやってきました。
時間前にはテレビの前に待機、ドキドキしながら放送を見ました。
放送中にも友人たちから、「ホントに映ってる!」「見たよ、よかったよ」「紹介していたマンガ読みたくなった」などのメッセージをたくさんもらいました。
またブログにも、テレビを見た多くの方々が訪問してくださったようです。
ありがとうございます!
1時間のニュース情報番組です。
特集もいくつかあります。
その特集のひとつの実例体験者として取り上げていただくわけです。
取材時間が数時間あったとしても、放送されるのは数分ということは認識していたので、「短い」と感じることはありませんでした。
それより、この数分の映像をつくるためのスタッフの方々の膨大な労力と時間を思うと、拝みたくなるような気持になりました。
放送終了後に、ディレクターさんとメールでお礼を伝えあって、一連の流れはほぼ終了となりました。
まとめ
今回の記事では、「新人シニアブロガーの私が経験した『自宅でテレビ取材を受けた 準備から放送まで』」をお伝えしました。
私はこれまで長年にわたり、単行本編集の仕事をしてきました。
著者の先生には、取材の依頼があったら、なるべくお受けくださるようにお願いをしてきました。
なぜなら、本を一人でも多くの方に知ってもらいたいからです。
今回のテレビ取材を受けたことで、ブロガーは自分で自分をプロデュースしなくてはいけない。
個人事業とは、そういうことなのだと気づけました。
テレビ取材は、ブロガーにとっては大きなチャンス。
ブログの知名度を上げ、多くの人に自分のブログを知ってもらうことができるかもしれません。
ですから、自分で自分に「取材を受けてください」と言ってみたら、すんなり動けました。
みなさんも、突然の取材依頼に躊躇することがあれば、ぜひ自分で自分の背中を押してあげてください。
今回の取材をとおして、ひとつのテレビ番組の裏側には、膨大な時間と労力があることが実感できました。
テレビ局のスタッフさんたちの企画への真摯な取り組みも伝わってまいりました。
これからは、テレビの見方が変わりそうです。
最後に自分がおこなった「撮影前の準備・チェックリスト」を整理してみましたので、ご参考までに挙げておきます。
「撮影前の準備」 チェックリスト
取材を受ける「自分の準備」 チェックリスト
- 「想定される取材内容」を書き出して整理する
- 番組(メディア)について事前に調べておく
- 自分のブログについて整理しておく
撮影される「部屋の準備」 チェックリスト
- 撮影されたくないものは事前にしまっておく
- 部屋をきれいに掃除しておく
- 床やテーブルを拭く
- ゴミを捨てる
- 窓を拭く
- 家具の配置を整える
- モノを片付ける
取材に応じられる「服装の準備」 チェックリスト
- 服装の準備
「顔周り」の準備 チェックリスト
- 化粧の準備(不足のものはないか)
- 髪型の準備(美容院に行くかどうか)
「必要なことは事前に把握」しておく チェックリスト
- 取材・撮影日時の確認
- 取材・撮影内容の確認
- 取材陣の人数と役割
- 紹介される自分の名前に希望はあるか(フルネームか名前かニックネームかなど)
- 紹介される自分の年齢に希望はあるか(年齢か年代かなど)
- 居住地の表現に希望はあるか(自宅取材のとき)
- 撮影時のお願いごとなどはあるか
今回の記事の内容は、あくまでも私の体験です。
すべての場合にあてはまるかどうかはわかりません。
けれど皆さんのところにも、いつメディアからの取材依頼があるかわかりません。
取材依頼は、突然です。
私の場合は取材当日までに約1週間がありましたが、もっと短い場合もあるでしょう。
そのようなとき、私の経験が少しでもお役に立てば幸いです。
それではまた、お目にかかりましょう。
資料参考文献
『心が軽くなる!気持ちのいい伝え方』(森田汐生/主婦の友社)
「江原道(Kou Gen Do)」公式サイト(タイアップ映画)https://www.kohgendo.com/about/?mode=tieup
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